【現代数理統計学の基礎】演習問題 2章 問2 答案例
はじめに
統計検定1級の対策として現代数理統計学の基礎を解いています。
公式の略解だと式展開が追いきれない部分があったので、
可能な限り、しつこく式展開をしつつ解いています。
誤り・飛躍があったら、コメントにてお知らせください。
演習問題 2章 問2 答案例
分布関数であることを示すには、以下3点を示せばよい.
(i)
(iii) が右連続
(1)~(4)の関数はすべて、与えられた定義域において微分可能な関数の合成関数なので、
与えられた定義域において、微分可能である.
微分可能であるため、(1)~(4)はすべて与えられた定義域において連続。
そのため、(iii)の条件はすべての設問で満たす.
(i)(ii)を示せばよく、かつ与えられた関数が微分可能なので、
を示せば単調増加であることを示せる.
与えられた関数が分布関数であれば、(ii)を示す過程で求める、
が確率密度関数(pdf)となる.
(1)
よりは分布関数である.
(ii)よりpdfは
以上.
(2)
よりは分布関数である.
(ii)よりpdfは
以上.
(3)
よりは分布関数である.
(ii)よりpdfは
以上.
(4)
よりは分布関数である.
(ii)よりpdfは
以上.